イラン通貨、米制裁控え過去最安値更新-当局は違法業者を一斉検挙

  • 政府の通貨政策を個人的利益のために悪用したとして30人近く検挙
  • 8月6日に再開される制裁控え政府は景気てこ入れに注力

イランの通貨リアルが30日の取引で再び過去最安値を更新した。米国による制裁再開を控え、政府は景気てこ入れに向けた取り組みを進めているが、リアル売りは止まらない。

  イラン当局は不当利益行為の阻止や経済制裁による影響緩和に向けて措置を講じる構えを示すため、政府の通貨政策を個人的な利益のために悪用したとして30人近くの業者を一斉検挙した。

  1年前に始まった下落がここ数週間に加速しているリアルは今週に入って対ドルで過去最安値を付けた。イラン労働通信(ILNA)によると、30日の闇市場では平均で1ドル=11万2000リアルと、先週の約9万リアルから下落。リアルは先週末に対ユーロでも下げた。

  8月6日に再開される制裁の影響を最小限にとどめるため、当局は外貨取引規制を導入したほか、リアルの下げを増幅させている闇市場の閉鎖を狙い公式および非公式の為替レートを統一した。

原題:Iran’s Rial Tumbles Ahead of U.S. Sanctions, Dozens Arrested (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE