米キャタピラー、関税の影響を値上げで補う戦略-顧客のコスト増に

  • 下期は原材料費に約1億-2億ドルの影響を受ける見通し
  • 米鉄鋼価格は今年に入って約40%上昇している

米キャタピラーは関税の影響回避に向け取り組んでいるが、これは鉱山会社や建設会社など同社顧客にとってのコスト上昇を意味しかねない。

  キャタピラーは30日の4-6月(第2四半期)決算発表の際に、最近導入された関税で「下期は原材料費に約1億-2億ドル(約110億-220億円)の影響を受ける見通しだ」と説明。同社は関税による影響を補うため値上げを計画している。

  ジョー・クリード暫定最高財務責任者(CFO)は電話取材に応じ、「当社は年央の値上げを発表しており、今後も変化する状況に引き続き留意していく」と説明。「それに市場は耐えられると感じているが、われわれは常に見極めながら検討していく」と述べた。

  トランプ政権による25%の鉄鋼関税と需要急増が重なり、指標となる米鉄鋼価格は今年に入って約40%上昇している。

  エドワード・ジョーンズのアナリスト、マット・アーノルド氏は電話取材に対し「コスト上昇の最大の要因は鉄鋼である可能性が高い。過去にキャタピラーはコストを顧客基盤に転嫁できており、再びそれが可能であることは驚きではない。同社は既にそうした情報を顧客に流しているようだ」と語った。

原題:Caterpillar Price Hike Lobs Tariff Costs to its Customers (1)(抜粋)

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