【米国株】ハイテク売りで株が続落、原油は大幅高

更新日時
  • ナスダックが1.4%安、ネットフリックスなどFANG銘柄が下げ
  • 米国債は中長期債が下落、イールドカーブはスティープ化

Photographer: Bloomberg

30日の米株式相場は続落。大型ハイテク株がこの日も売りを浴び、テクノロジー銘柄に買い疲れの兆候が示された。米国債は長期債を中心に下落、原油は大幅反発した。

  • 米国株は続落、FANG銘柄売り込まれる-ナスダック1%余り下落
  • 米国債は反落、10年債利回り上昇-イールドカーブがスティープ化
  • NY原油は大幅反発、供給リスク巡り不安高まる
  • NY金は続落、FOMC控えて弱気派が優勢

  ナスダック総合指数は前週末比で1%余り下落し、直近3営業日の下げ幅は3月以来最大となった。フェイスブックとアマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグル親会社アルファベットから成るFANG銘柄はいずれも下げ、そのうちネットフリックスが下げ幅最大。フェイスブックが決算を発表した25日以来のFANG指数の下落率は9%を超えた。

  S&P500種株価指数は前週末比0.6%安の2802.60。ダウ工業株30種平均は144.23ドル(0.6%)下げて25306.83ドル。ナスダック総合指数は1.4%安の7630.00。米国債市場では、10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げて2.97%。

  ニューヨーク原油先物市場では、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が大幅反発。カナダのシンクルード・オイルサンド施設の生産引き上げが予想されたより遅くなるとの懸念が浮上し、供給リスクに対する不安が高まった。同施設の操業再開に取り組んでいるサンコア・エナジーは、通期生産予想レンジの上限を引き下げた。この日、ドルが下落したことも原油の上昇を支えた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は1.44ドル(2.1%)高い1バレル=70.13ドル。ロンドンICEの北海ブレント9月限は68セント高の74.97ドルで終えた。

  ニューヨーク金先物相場は続落。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、金弱気派が優勢となった。金の未決済建玉 (オープンインタレスト)はここ1カ月で最低水準にある。このことはトレーダーがまだ弱気なことを示唆すると、RBCウェルス・マネジメントのマネジングディレクター、ジョージ・ジロ氏は電子メールで指摘した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%安の1オンス=1231.50ドルで終了。

  TDアメリトレードのスティーブン・クオーク氏はブルームバーグとのインタビューで、「ナスダックには疲れが見える。より幅広い銘柄が反発する必要がある」と語った。

  アップルの決算発表を翌日に控え、ハイテク株が過大評価されている可能性がこの日の相場に重くのしかかった。株式ストラテジストからは、よりディフェンシブな資産配分にシフトするよう顧客に勧める声が出ている。

  この日の米国債の下落は、英国やドイツを含む欧州債の利回り上昇が背景となった。10年債利回りは一時2.98%を超えた。イールドカーブ(利回り曲線)はスティープ化した。

原題:Tech Rout Slams Stocks as Oil Gains, Dollar Slips: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Decline, Curve Steepens in EGB-Led Selloff
Oil Rises Most in a Month Amid Heightened Worldwide Supply Risks
PRECIOUS: Gold Bears Dominate as Market Awaits Fed Meeting

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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