米国だけが「ニューノーマル」から脱した:エラリアン氏

モハメド・エラリアン氏

Photographer: Patrick T. Fallon / Bloomberg

モハメド・エラリアン氏は米国が「ニューノーマル」に別れを告げる時が来たと述べた。ニューノーマルとはエラリアン氏が広めた言葉だ。

  独アリアンツの主任経済顧問で、ブルームバーグにコラムを寄稿しているエラリアン氏は米国経済が金融危機後の低迷からようやく抜け出したと述べた。同氏は30日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで「米国だけがこのニューノーマルを脱した。今は2.5ー3%というより高水準での均衡成長を目指している」と述べた。

  4-6月(第2四半期)の米実質国内総生産(GDP)速報値は前期比年率4.1%増と、2014年以来の高い伸びとなった。  

  ニューノーマルは、エラリアン氏がまだ米パシフィック・インベストメン ト・マネジメント(PIMCO)に勤務していた2009年に打ち出された概念で、低成長や規制の厳格化などで経済活動が世界的に低位にとどまり、3%成長へのV字回復は厳しいとの見解を示したものだった。当時のウォール街のエコノミストからは酷評されたが、金融危機後に生産性の伸びが鈍化し、労働力の高齢化などで成長ペースに勢いがなくなるとニューノーマルは広く受け入れられた概念となった。

原題:El-Erian Says the U.S. Alone Has Exited the ‘New Normal’(抜粋)

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