アップル四半期決算、株主の注目は新iPhoneや貿易摩擦に集中

  • 4-6月は15%増収をアナリスト予想、7-9月業績予想にも関心
  • クックCEO、米中貿易摩擦についてコメントも
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

アップルは31日に4-6月(第3四半期)決算を発表する。投資家の関心はiPhone(アイフォーン)の次期機種に関する情報と、最新機種「X(テン)」の売れ行きに集中する。米中貿易摩擦に対する経営幹部の考えも、焦点の一つになりそうだ。

  ブルームバーグがまとめたアナリスト調査では、第3四半期売上高は523億ドル(約5兆8000億円)が予想されている。アップルの自社予想とほぼ整合するこの数字は、前年同期比で約15%の増収に相当、4-6月期の増収率としては2015年以来の高い水準を意味する。アイフォーン販売価格の平均値上昇でサービス売上高が増加、アップルウオッチの販売増も事業拡大をけん引したとアナリストらは予想している。

  サンフォード・C・バーンスタインのアナリスト、トニ・サコナギ氏は4-6月期のアイフォーン販売台数をおよそ4180万台と予想。前年同期に比べて2%近い増加を想定している。同氏が記したリポートによれば、アイフォーンXの最低販売価格が1000ドルに設定されているため、アイフォーン売上高は前年比で約17%伸びたというのが、平均的なアナリストの見方だ。サコナギ氏はアイフォーンの平均販売価格が690ドルと、前年同期の606ドルから上昇したとみている。

  アイフォーン新機種が7-9月(第4四半期)に発表されることが多いこともあり、同四半期の業績見通しも注目されている。売上高のアナリスト予想は約595億ドルと、前年同期比15%の増収。

  アップルが堅調な増収を発表するとの予想が広がっている一方で、トランプ政権による中国との貿易戦争が先行きを曇らせている。アップルは今のところ、関税による影響について公表していない。ティム・クック最高経営責任者(CEO)は同社の先行きに楽観を示しつつ、トランプ大統領に対し今年、関税という「アプローチは正しくない」とくぎを刺している。31日にはこの件についての質問がクック氏に寄せられる可能性が高い。

原題:Apple Investors Seek Clues on Next iPhone With Quarterly Results(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE