長期金利が0.11%に上昇、昨年2月以来の水準ー午前は指し値オペなし

  • 引き続き31日の日銀の決定を意識した値動きー三菱モルガン
  • 日銀会合、副作用軽減の必要性に関する議論が活発化か-調査
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

国内債券市場で長期金利が昨年2月以来の高水準を付けた。日本銀行が今週の金融政策決定会合で現行の金融政策の調整を検討するとの観測を背景に金利に上昇圧力が掛かっている。日銀が午前の定例金融調節で指し値オペを実施しなかったことも売り材料となっている。

  長期金利の指標となる新発10年物国債は、午前10時10分の日銀定例金融調節後に寄り付き、同利回りは0.105%と、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値を1ベーシスポイント(bp)上回った。午後に入ると水準を切り上げ、0.11%と2017年2月3日以来の高水準まで達した。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは、「引き続き、31日の日銀決定を意識した値動き」と説明。また、先週は過度の円高・株安、政治サイドからの強いけん制や金融市場で広がる観測の火消しを狙ったような日銀からのリーク報道らしきものもほとんどなかったと指摘した。

  日銀が30、31両日に開く金融政策決定会合について、ブルームバーグが17-20日にエコノミスト44人を対象とした調査では全員が現状維持を予想。一方、日銀内では副作用の累積への懸念が強まっており、副作用軽減の必要性に関する議論が徐々に活発化してくるとの見方が出ている。

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