三井住友F:4-6月期純利益は6%減の2271億円-資金利益減少

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  • 低金利下で預貸利ざやが縮小、資金利益を圧迫
  • 関西地銀再編に伴い業務粗利約250億円の押し下げに

三井住友フィナンシャルグループの2018年4-6月期の連結純利益は、前年同期比6%減の2271億円となった。低金利下で資金利益が減少したことなどが響いた。

  30日開示した。通期予想は7000億円に据え置き。4-6月期純利益の通期予想に対する進捗率は32%となった。本業のもうけを示す連結業務純益は前年同期比3.7%増の3144億円だった。手数料による役務取引利益は増加したものの、預貸利ざや縮小に伴い資金利益が同8%減少したほか、関西の地銀再編も業務粗利で約250億円の押し下げ要因となった。

  三井住友Fは政策保有株の売却を進めており、4-6月期でも290億円の売却益を計上した。今年度の削減は簿価ベースで1000億円とする計画。また預貸利回り差については依然縮小傾向にあるが、下げ止まり感は出てきているとみている。日本銀行は30、31両日の金融政策決定会合でマイナス金利の副作用について検討するのではないかとの観測も出ている。

  フィッチ・レーティングス・ジャパンの西沢かおりダイレクタ―は、4-6月期業績は「基本的に計画通りでネガティブな要因はない」とコメント。預貸利ざやの縮小分を、貸し出しの伸びなどで補ったと述べた。

4-6月決算主要項目:

  • 資金利益は8%減の3336億円
  • 役務取引等利益は7%増の2540億円
  • 国債売買益を含むその他業務利益は14%増の843億円
  • 株式等関係損益は290億円の利益
  • 与信関係費用は84億円の負担
(第4段落にアナリストコメントを追加しました.)
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