オーストラリア補選は野党全勝、ターンブル首相に痛手

  • 5選挙区のうち労働党が4議席確保-小政党が1選挙区で議席維持
  • 結果を受け早期の総選挙巡る観測は後退する公算大

28日投開票のオーストラリア下院補欠選挙は主要野党・労働党の勝利となり、ターンブル首相にとっては打撃となった。

  事前の世論調査では与党・保守連合(自由党・国民党)が5つの選挙区のうち2選挙区で勝利する可能性が示されていたが、労働党が4選挙区で議席を確保、小政党が1選挙区で議席を維持した。今回の補選は現職の労働党議員が2016年に行われた前回の総選挙の時点で二重国籍を有し無資格とみなされたことなどで欠員が生じたことが背景。

  全国世論調査ではターンブル首相率いる保守連合の支持率が労働党を若干下回っているが、保守連合が補選で健闘すれば同首相は来年5月が期限の総選挙について年内実施に打って出るとの予想が一部に出ていた。

  フリンダース大学(アデレード)のヘイドン・マニング准教授 (政治学・公共政策)は「現時点で今回の結果が保守連合の士気に影響を与えるかどうかだが、大きな悪影響があるとは思えない。ただ、早期選挙については忘れることができる」と語った。

Gaining Momentum

Turnbull's government is reducing the Newspoll deficit with the opposition

Source: The Australian

原題:Australia’s Turnbull Dealt Blow as Opposition Sweeps Elections(抜粋)

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