米財務長官、利上げを問題視せず-政権としてFRBの独立性支持

  • 市場は追加利上げ予想、どこまで利上げするかが唯一の問題-長官
  • トランプ大統領発言で一部エコノミストはFRBの独立性を懸念

ムニューシン米財務長官は29日、トランプ米大統領が最近批判した連邦準備制度理事会(FRB)の利上げについて、進めていくことは問題ないとの認識を示した。

ムニューシン米財務長官

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  ムニューシン長官は経済成長やインフレ加速に伴い利上げするのはパウエルFRB議長ら金融当局者の責任かとの質問に対して肯定的見解を示した。同長官はFOXニュースの番組で、「FRBは2%のインフレ率を目標としてきた。2%のインフレ率で運営していくには、少なくともやや高めの金利にする必要があることは明らかだ」と述べた。

  パウエル議長ら当局者は今週の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置くとの予想が支配的。6月のFOMCではフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を1.75-2%に引き上げるとともに、年後半に0.25ポイントの利上げをあと2回行う見通しを示していた。

  トランプ大統領は今月19日にCNBCとのインタビューで、FOMCによる利上げについて「うれしくない」と述べたことから、FRBが政治の干渉なく金融政策を進めることができるか一部エコノミストが懸念を強めていた。

  ムニューシン長官はトランプ大統領が金利上昇について「懸念」しているもののFRBの独立性を尊重していると強調。「政権としてFRBの独立性を間違いなく支持する」と述べた。さらに、金融市場が金利上昇が続くと予想している点に言及し、利上げを「どこまで、どの程度の期間行うかが唯一の問題だ。FRBは経済運営に注意深くなると思う」と語った。

原題:Mnuchin Suggests Fed Rate Rises Are OK After Trump Attacked Them(抜粋)

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