フェイスブック離れ、EU規制だけが理由か-ユーザー意識に変化も

  • 同社CFOはGDPR施行がユーザー数減少の原因だと主張
  • 「ユーザーが権利をより意識し、行使する準備が整った」との指摘も
Photographer: S3studio/Getty Images AsiaPac

株価が急落した米フェイスブックは、パニックに陥った投資家らに対し、個人情報保護の規制を強化する欧州連合(EU)の一般データ保護規則(GDPR)施行が、ソーシャルネットワークのユーザー減少の原因だと信じ込ませたいようだ。

  4-6月(第2四半期)決算で示した売上高やユーザー数の伸びがウォール街を失望させたことで、フェイスブックの株価は26日に急落し、1000億ドル(約11兆円)を上回る時価総額が失われた。4-6月の欧州の月間アクティブユーザー数は3億7600万人と約100万人減少したが、デービッド・ウェーナー最高財務責任者(CFO)はGDPR施行がその原因だと主張する。

  ウェーナーCFOは「われわれがGDPRから予想していた減少が実際に起きた。それらの影響は他のエンゲージメントトレンドではなく、GDPRに純粋に起因するといってよい」と語った。

  これに対し、欧州議会の一部議員らは、英データ分析・選挙コンサルティング会社ケンブリッジ・アナリティカに個人情報が流出したスキャンダルが、ユーザー離れのより重要な要因だと反論する。欧州データ保護会議(EDPB)のイェリネク議長は「ケンブリッジ・アナリティカなどに関係するフェイスブックのスキャンダルが続く中で、GDPRの適用が開始された。GDPRが何か変えたとすれば、ユーザーらが自分たちの権利をより意識し、それを行使する準備が整ったということだ」と指摘した。

原題:Facebook, Twitter Say Europe’s Privacy Law Causing User Drop(抜粋)

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