中国経済、7月に成長ペース鈍化-早め公表の指標が示唆

  • 貿易を巡る対立が輸出と市場の地合いを損ねている-BEのチェン氏
  • 中国は減税やインフラ債発行促進など盛り込んだ支援策を公表

中国経済の景気拡大ペースが今月鈍化しつつあると早めに発表される指標が示唆している。貿易摩擦激化に直面している中国当局が刺激策を追加した理由の裏付けとなりそうだ。

  ブルームバーグ・エコノミクス(BE)のフィールディング・チェン氏は「本土企業が資金調達環境の引き締まりで痛手を受け、貿易を巡る対立が輸出と市場の地合いを損ねている」と指摘した。同氏は企業の環境と市場のセンチメントを測る早期発表の指標を集計している。

Credit and Confidence

Debt campaign and trade tensions are deepening slowdown

Source: Bloomberg Economics

Note: Bloomberg Economics generates the overall activity reading aggregating the three-month weighted averages of the monthly changes of eight indicators, which are based on business surveys or market prices.

  中国人民銀行(中央銀行)は今年これまでに預金準備率を3回引き下げているが、中国は減税やインフラ投資のための債券発行促進などを盛り込んだ財政支援策を23日に発表。当局がレバレッジ解消策の手綱を緩めている兆しもある。

  英銀スタンダードチャータードが集計する中小企業の環境を示す指数は7月に55.7と、前月の56から低下した。与信に関する個別指標が落ち込んだ。

  同行で500社以上の中小企業を対象としたこの調査を担当する申嵐エコノミスト(北京在勤)はリポートで、「中小企業の資金調達環境が悪化し、与信を得にくくなっており、資金調達コストも高水準だ」とし、「これが目標を絞った緩和策が追加される可能性を高めた」とコメントした。銀行のリスク志向を高め、中小企業の資金集めを容易にする別の経路を生み出す必要があるとも記した。

原題:China’s Economy Weakened Further in July, Early Indicators Show(抜粋)

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