米関税で被る中国の打撃、人民元安が打ち消す-ゴールドマン

  • 人民元安、中国GDPを最大0.5ポイント押し上げ
  • 人民元指数のブルームバーグレプリカ、6月高値から5%下落

中国経済は米国が2回にわたり導入した中国製品への輸入関税で打撃を受けているが、最近の人民元下落がこれを打ち消すだろうと、ゴールドマン・サックス・グループが指摘した。

  24通貨に対する人民元の動きを示す「CFETS(中国外国為替取引システム)人民元指数」を基にしたブルームバーグのレプリカは、6月に付けた今年の高値から5%余り下落した。鄧敏強氏らゴールドマンのエコノミストは25日付のリポートで、元安による輸出競争力の向上で中国の国内総生産(GDP)は0.4-0.5ポイント押し上げられると試算。米国が導入済み、または計画中の中国製品2500億ドル相当に対する関税の影響を緩和するには十分だろうとの見方を示した。

  鄧氏らは中国の政策当局者が積極的に元安を進めるとはみていないとしつつ、「元安は経済成長への下振れ圧力を和らげる緩衝材として、相対的に効果のある手段だ」と指摘。「米中貿易関係のいっそうの複雑化を避けるとともに、中国市民の為替に対する不安を和らげたいとの政策担当者の思惑もあるとみられ、それが現水準からの大幅な元安の余地を抑える可能性がある」と付け加えた。

原題:Goldman Says China Tariff Pain Will Be Eliminated by Yuan Slump(抜粋)

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