北京「プット」が強気派救う-中国の景気刺激策でリスク資産持ち直し

  • MSCI新興市場指数はこのままいけば月間ベースで1月以来の上昇
  • レバレッジ圧縮などに言及ないのが最大の驚き-クレディ・スイス

北京「プット」が戻ってきた。中国当局は貿易摩擦から国内経済を守るべく刺激策の強化に動き、流動性を巡る不安や地政学的懸念で下げていたリスク資産は持ち直しつつある。

  中国の刺激策で救われたのはアジアのジャンク債や工業用金属、新興国の株式などだ。MSCI新興市場指数はこのままいけば月間ベースで今年1月以来の上昇となる。

  中国国務院は今週開いた会議で減速気味の景気を支援するため、対象を絞った減税やインフラ投資向け特別債の発行促進など政策パッケージを打ち出した。

  クレディ・スイス・グループの陳昌華氏率いるストラテジストチームはリポートで、「最大のサプライズは、2017年終盤から中国の経済政策の柱になっていたレバレッジ圧縮や金融リスクの管理に国務院の会議が言及しなかったことだ」と指摘。「工業や素材など投資需要への感応度が高いセクターにとっては有利だろう」と記した。

  積極的かつ広範囲な財政・金融緩和は現時点で視野に入っていないが、レバレッジ解消の取り組みが緩むことを示唆する景気支援に軸足を置いた姿勢は、投資家には株式や債券、商品市場で中国の流動性や投資に左右される資産の購入に向けゴーサインを出す形となっている。

原題:Here Comes Chinese Stimulus, Back to Save Market Bulls (1)(抜粋)

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