来週の日銀決定会合、「セル・ザ・ファクト」で円売りの機会か

Photographer: Tomohiro Ohsumi / Bloomberg

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  日本銀行が来週の金融政策決定会合で金融政策に柔軟性を持たせることを検討するとの報道が先週末から相次ぎ、円高が進行している。オプション市場ではドル・円の1カ月物リスクリバーサルが23日に6月27日以来の水準まで低下し、月内で最も円高バイアスが強まった。野村証券外国為替部の高松弘一エグゼクティブ・ディレクターは「柔軟化がいずれ正常化につながるという思惑や、円金利が上がるから円が上がるという面がある」とこの間の動きを説明する。

  ただ、リスクリバーサルは3月中旬以降、円高バイアスが強まってもマイナス1.3を大きく下回る水準には至っていない。高松氏は31日の日銀会合では「柔軟性といった尚書きはあっても緩和政策を維持する姿勢は強調されるのでは」とし、「円は『セル・ザ・ファクト』になるのではないか」とみる。オーストラリア・ニュージーランド銀行マーケッツ本部の吉利重毅外国為替・コモディティー営業部長も「日銀決定会合が無風に終わり、緩和姿勢そのものが不変であることが確認されれば、ドル・円は113円台を意識した相場に戻っていくのではないか」との見方を示す。

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