ドラギ総裁の「何でもやる」から6年、出口戦略の道筋確認へ

  • ドラギ総裁、記者会見で利上げ時期の明確化を求められる公算
  • 保有債券の償還金再投資戦略も投資家は注目

ドラギ総裁

Photographer: Alex Kraus/Bloomberg
Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、ユーロ存続のため「何でもやる」と歴史的な意思表明をしてから6年。ユーロ圏が比較的堅調な経済状況に戻っていることを26日の政策委員会で確認する公算が大きい。

  アナリストの間では、政策委は債券購入を12月に終了し、政策金利を19年夏の終わり以降に引き上げ始める可能性を再確認すると予想されている。ユーロ圏は金融刺激策を近く終了することができるとの確信は、世界貿易に対する脅威の高まりでもまだ揺らぐには至っていない。

  ドラギ総裁が記者会見で明確化を求められる詳細部分は多い。ECBは6月に発表した政策ガイダンスで、少なくとも来年夏の終わりまでは利上げしない姿勢を示したが、これは一部のECBウオッチャーを困惑させている。また、新規の資産購入を停止した後に保有債券の償還資金をどう扱うかもECBは今後数カ月以内に決める必要がある。ECBが利上げを開始するまでは、再投資戦略が投資家の注目を集めるとみられ、計画がいずれは更新されそうだ。

  ECBはフランクフルト時間午後1時45分(日本時間同8時45分)に政策決定を発表し、その45分後にドラギ総裁が記者会見する。

  ブルームバーグのエコノミスト調査では、利上げ時期は来年9月か10月と予想されており、来年10月末のドラギ総裁の任期満了の直前となりそうだ。ただ、10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げは19年末まで完全には織り込まれていない。

Unwinding Stimulus

Milestones on the ECB's path toward monetary-policy normalization

Source: Bloomberg survey of economists conducted July 13-18

Timeline shows dates by when most economists predict a given action

原題:Draghi to Mark Whatever-It-Takes Day by Confirming Exit Path (抜粋)

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