米国株上昇、米とEUが貿易協議で合意

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  • 欧州が米国産LNGと大豆の輸入増加で合意
  • 米欧、工業製品への関税引き下げで合意-自動車株は下げ縮小
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S. Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

25日の米国株相場は大幅高。トランプ米大統領が貿易面での緊張緩和で欧州連合(EU)から譲歩を確保したとの報道を好感した。この報道を受けて米国債は下落。一方で関税を巡る懸念から軟調な展開となっていた自動車株は下げを縮小した。

  • 米国株は上昇、貿易面での緊張緩和で米がEUから譲歩確保との報道
  • 米国債は下落-10年債利回り2.97%
  • NY原油は続伸、米在庫減少で供給巡る懸念高まる
  • NY金は上昇、1オンス=1241ドル

  ダウ・ジョーンズ通信(DJ)の報道に反応してS&P500種株価指数、ダウ工業株30種平均とも一段高となった。S&P500種はこれで3日続伸。DJは米市場の通常取引終了直前に、EU当局者の話として、欧州側が工業製品関税の引き下げ、医療用品の規制基準の調整、米国産大豆の輸入拡大に同意したと伝えた。

  通常取引終了後にはトランプ大統領と欧州委員会のユンケル委員長が共同声明で、欧州が米国産の天然ガス(LNG)と大豆の輸入を増やし、双方が工業製品への関税を引き下げることで合意したと発表した。

  S&P500種株価指数は0.9%高の2846.07。ダウ工業株30種平均は172.16ドル(0.7%)上昇し25414.10ドル。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.97%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は続伸。米政府の週間統計で原油とガソリンの在庫の大幅減が示されたことから、供給を巡る懸念が高まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は78セント(1.1%)高の1バレル=69.30ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント9月限は49セント上げて73.93ドル。

  ニューヨーク金先物相場は上昇。トランプ米大統領は欧州連合(EU)との通商交渉前に、EUと米国は全ての関税や貿易障壁、補助金を撤廃すべきだと述べた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.5%高の1オンス=1241ドル。

  インディペンデント・アドバイザー・アライアンスの最高投資責任者(CIO)、クリス・ザッカレリ氏は「きょうのトランプ大統領とユンケル委員長との合意は、貿易交渉がいかに前向きな結果をもたらし得るかを示す一例だ」とし、「市場は不確実性を嫌うが、その不確実性が取り除かれれば相場に上昇余地が生まれると認識するのは重要なことだ」と述べた。

原題:Stocks Rally on U.S.-European Trade Agreement: Markets Wrap(抜粋)
Oil Rises as Shrinking U.S. Crude Stockpiles Signal Tightness
PRECIOUS: Gold Rises as Market Focuses on Trump-Juncker Meeting

(第3、7段落を追加し、更新します.)
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