ECB会合、注目はドラギ総裁の「夏」の定義-ユーロ相場を左右

  • 市場は19年末まで金利据え置き織り込む、早期利上げの示唆に注目
  • ECBガイダンス、英語以外では6-7月の利上げあると解釈可能

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁

Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

ユーロ相場が夏の間に回復するかは、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の「夏」の定義にかかっている。

  ECBは6月に発表した政策ガイダンスで、少なくとも来年夏の終わりまで利上げしない姿勢を示したが、この文言の解釈を巡り市場は一致していない。しかも、フランス語やドイツ語版のガイダンスでは、6月か7月にも利上げがあり得るかのように読めてしまう。

  短期金融市場の織り込み具合では、現在マイナス0.4%の預金金利引き上げが少なくとも来年12月まで見込まれていないことが示唆される。ドラギ総裁が26日の記者会見でこれよりも早い利上げをにおわせば、ユーロを押し上げ、ユーロ圏国債への売りを促す可能性がある。ECBが年内で資産購入プログラムを終了した後の償還債券の再投資を巡るコメントについても、投資家は注目するだろう。

  トロント・ドミニオン銀行の為替戦略責任者、ネッド・ランペルティン氏は「実際、今回は解釈の問題が唯一の重大事項だ」と指摘。「他の全てが同じで、ドラギ総裁からECBの利上げ開始見通しを前倒しする効果を持つような発言や説明があれば、ユーロを短期的に押し上げる材料になるはずだ」と述べた。

Sliding Bets

Traders are pricing a 10-basis-point hike in December 2019

Source: Bloomberg

原題:Draghi’s View of Summer to Set the Mood for Markets at ECB Meet(抜粋)

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