ボーイング:利益とキャッシュフローを空中給油機が圧迫、470億円特損

  • 納機遅れるKC-46、飛行実験後にソフトウエア改良など費用膨らむ
  • 4-6月の調整後利益と売上高、ウォール街の予想上回る

世界最大の航空機メーカー、ボーイングは米空軍への納機が遅れている次世代空中給油機「KC-46」に絡み、4億2600万ドル(約473億円)の特別損失を4-6月(第2四半期)に計上した。順調な決算に慣れていた投資家に衝撃が走った。

  ボーイングは25日の決算発表で、この特損には飛行実験の結果により8機にソフトウエアの改良やその他の改善を施した費用が含まれると説明した。KC-46の開発費用は既に30億ドルに膨らんでいた。

  空中給油機の費用を除けばボーイングの4-6月は堅調で、利益と売上高がいずれもウォール街の予想を上回った。同社は過去1年余りにわたり米工業株有数のキャッシュ創出を続けてきたが、その増加基調が鈍っている。ここ数カ月はトランプ大統領が決定した関税で貿易対立が激化し、ボーイングの受注に支障を来す恐れが意識されている。

  4-6月の調整後1株利益は3.33ドル、ブルームバーグがまとめた予想平均は3.27ドル。売上高は5%増の243億ドルで、アナリストの予想を3億ドル上回った。

原題:Boeing’s Profit, Cash Haul Marred by $426 Million Tanker Overrun(抜粋)

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