【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース

  • トランプ大統領とユンケル委員長、米自動車大手決算
  • クアルコムが断念、フェイスブック株価急落、日銀にオペ中止要求
Photographer: JOEL SAGET/AFP
Photographer: JOEL SAGET/AFP

経営危機に陥っていた米クライスラーに2009年に出資し、フィアット・クライスラー・オートモービルズを14年に誕生させたセルジオ・マルキオンネ氏(66歳)が死去しました。同氏が結び付けたフィアットとクライスラーを育んだ欧州と米国が今、貿易戦争の瀬戸際から抜け出そうと模索しています。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

回避へ努力

トランプ米大統領と欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のユンケル委員長は25日、米EU間の貿易戦争回避を目指すことで合意した。トランプ大統領はホワイトハウスでの会談後に共同記者会見し、EUが米国産液化天然ガス(LNG)と大豆の輸入を拡大するほか、双方が工業製品の関税を引き下げることで合意したと語った。ユンケル委員長は交渉が続く間、EUは「他の関税を留保する」と述べた。

犠牲者リスト

フィアット・クライスラーに続き、ゼネラル・モーターズ(GM)も通期の利益予想を下方修正した。鉄鋼・アルミ価格の上昇で業績が圧迫されることが理由だとし、トランプ大統領が引き起こした貿易戦争の犠牲企業リストに名を連ねた。原材料費用による利益の押し下げは約10億ドル相当と、これまでの見積もりのおよそ2倍を見込む。フォード・モーターも株式市場の引け後に利益見通し引き下げを発表。フィアット・クライスラーの株価は11.8%、GMは4.6%下げて引けた。

時間切れ間近

携帯電話用半導体メーカーで最大手の米クアルコムは同業NXPセミコンダクターズを440億ドル(約4兆8800億円)で買収する計画について、期限の米東部時間午後11時59分までに中国当局から許可が下りない限り、断念する考えを明らかにした。クアルコムは違約金20億ドルをNXPに支払うことになる。また最大300億ドル相当の自社株買いを実施する。

ユーザー離れ

フェイスブックが発表した四半期決算は、個人情報の扱いなどを巡る不祥事が影響しユーザー離れの兆候が初めて数字に表れた。株価は引け後の時間外取引で一時11%急落した。6月のデーリーアクティブユーザーは14億7000万人。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の14億8000万人に届かなかった。

副作用

日本銀行が社債オペレーションでマイナス金利で買い取ってきたことを不服だとして、金融機関が非公式に日銀に対し、中止を求めていることが分かった。銀行の貸出金利に低下圧力が掛かるのが理由だという。関係者らによると、銀行の間で不満が高まってきたのは、日銀が2月以降のオペでマイナス金利で社債を購入し続けてきたためだという。

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