債券ショックが株急落引き起こす恐れ-豪マゼラン・ファイナンシャル

  • マゼラン・グローバル・ファンドは現金比率を過去最高の18%に
  • 異例の複合的な状況に直面している-ダグラスCEO

マゼラン・ファイナンシャル・グループは、米連邦準備制度が一段とタカ派姿勢を取れば債券相場が総崩れとなり、株式相場に波及する恐れがあるとして、主力のグローバル株式ファンドで現金比率を過去最高としている。

  ヘイミッシュ・ダグラス最高経営責任者(CEO)はマゼラン・グローバル・ファンドの年次報告書で「われわれは異例の複合的状況に直面している」と述べ、この組み合わせは「爆発する恐れがある」と警告した。

  米金融当局はインフレ抑制で市場予想よりも迅速な行動を余儀なくされる可能性が相当ある。そうなれば米国債相場の総崩れを引き起こし、世界の株式相場は向こう1年から1年半で20-30%下落するとダグラス氏は予想した。マゼラン・グローバル・ファンドの現金比率は現在18%。同ファンドの組み入れ上位にはアルファベットやフェイスブック、クラフト・ハインツが並ぶ。

  ダグラス氏は年次報告書で、資産価格が過去最高値付近にあり、米金融当局や欧州中央銀行(ECB)による量的引き締めが世界の市場から流動性を除去すると指摘。長期にわたる経済成長に続いてトランプ米大統領の財政刺激策がインフレを加速させる「著しいリスク」があると述べ、「現代史において同じような状況の組み合わせは思いつかない」と付け加えた。

  同氏はさらに、米金融当局がインフレ圧力抑制で予想外の行動に出たり、米10年債利回りが現在の3%弱から4%超の水準に急上昇したりすれば株価下落が引き起こされると予想した。

原題:Bond Shock May Trigger Stocks Slump, Australia’s Magellan Warns(抜粋)

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