Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

「貿易戦争トレード」の巻き戻しかー米小型株から新興国株へ資金移動

  • 24日に新興国株が米中小型株をアウトパフォームー2年5カ月ぶり
  • ドル高の一服、新興国市場の著しい安定につながったーUBS
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

米小型株に避難場所を求めている投資家だが、その避難先の天井が崩れ落ちた。

  世界の二大経済国の貿易摩擦が激しさを増す中、24日の株式市場では内需型の米国株から、これまで敬遠されてきた新興国株式への大規模な資金移動が見られた。

  中国当局による追加の景気刺激策を好感して「iシェアーズMSCI新興市場ETF」が1.5%上昇した一方、「iシェアーズ・ラッセル2000ETF」は1%下落。この日の取引で新興市場ETFのパフォーマンスがラッセル2000ETFを2.5ポイント上回り、この差は2016年2月以来の大きさとなった。
           

  マクロ・リスク・アドバイザーズのチーフマクロストラテジスト、マヤンク・セクサリア氏は「24日の値動きは『貿易戦争トレード』のリスクプレミアムを減らしているマーケットを反映している」と語った。

  ドル高の一服は新興国資産の厳しい状況の緩和へ一役買ったようだ。UBSアセット・マネジメントのアセットアロケーション責任者、エリン・ブラウン氏は「ドル・スポット指数は過去1カ月にわたり95を下回る水準で安定しており、新興国市場の著しい安定につながった」との見方を示した。
         
原題:The ‘Trade War Trade’ in Stocks Suffers Its Biggest Setback(抜粋)

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