元日銀総裁の松下康雄氏が死去、90年代の金融危機対応に奔走

  • 日銀法改正に道筋も過剰接待の逮捕者で辞職
  • 元大蔵事務次官、太陽神戸銀行頭取として三井銀との合併実現
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

日本銀行の元総裁で、旧大蔵事務次官や旧太陽神戸三井銀行(現三井住友銀行)頭取なども務めた松下康雄氏が20日に死去した。92歳だった。日銀が25日明らかにした。

  松下氏は1950年に大蔵省(現財務省)に入省、82年に事務次官に就任した。退官後、太陽神戸銀行(現三井住友銀行)に入行、87年に頭取となり三井銀行との合併を実現した。

  三重野康氏の後任として94年に日銀総裁に就任。97年に山一証券や北海道拓殖銀行などが破綻した金融危機への対応に奔走した。また98年4月に施行された日銀法改正に道筋をつけた。過剰接待問題で日銀職員から逮捕者が出た責任を取り、同年に辞任した。

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