きょうの国内市況(7月25日):株式、債券、為替市場

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●日本株続伸、米中景気楽観しTOPIX1カ月ぶり高値-素材関連強い

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  東京株式相場は続伸し、TOPIXはおよそ1カ月ぶりの高値を付けた。良好な企業決算で米国経済の堅調を確認したほか、政策発動による中国景気の先行きを楽観視する買いも続いた。非鉄金属や鉄鋼、化学など素材株の上げが目立ち、機械やゴム製品など輸出株も堅調。

  TOPIXの終値は前日比6.62ポイント(0.4%)高の1753.48、日経平均株価は103円77銭(0.5%)高の2万2614円25銭。TOPIXは6月18日以来の高値水準を回復。

  大和住銀投信投資顧問・経済調査部の門司総一郎部長は、「米国では経済が絶好調の中、企業の業績拡大が示され、国内企業の4-6月期決算も期初想定を上回るとの期待が日本株の堅調につながっている」と言う。また、貿易摩擦への警戒も弱まっているとし、「米国では自動車への関税導入に関する公聴会で反対意見が非常に多く、さすがにトランプ大統領も一段と強硬には出られない」との見方も示した。

  東証1部33業種は石油・石炭製品、非鉄金属、鉄鋼、化学、パルプ・紙、機械、ガラス・土石製品、電気・ガス、ゴム製品、卸売など23業種が上昇。下落は陸運、不動産、海運、その他金融、精密機器、食料品、情報・通信など10業種。非鉄は、チリ鉱山混乱の可能性などから24日のロンドン銅先物が1月以来の大幅高となったことが好感された。

  売買代金上位では、米子会社が塩化ビニル樹脂工場を新設する信越化学工業、アルツハイマー病治療薬で良好なデータが得られたエーザイが高い。コマツなど建機株は、野村証券が資本財セクターの中で強気の業界判断を継続、中国の景気対策で工事量の増加が続くと指摘した。半面、台数の成長を踏まえSMBC日興証券が4-6月期決算は物足りないとした三菱自動車、法人向け引っ越しサービスで不適切請求があったヤマトホールディングスは安い。

  東証1部の売買高は11億3815万株、売買代金は1兆9847億円と6月25日以来の2兆円割れ。値上がり銘柄数は1267、値下がりは729だった。

●債券上昇、超長期ゾーン中心に買い需要-金利急上昇の反動との声も

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  債券相場は上昇。日本銀行が来週の金融政策決定会合で政策調整に動くとの観測はくすぶるものの、前日に超長期債利回りが2月以来の水準まで上昇したことで需要が強まった。日銀が実施した国債買い入れオペで超長期ゾーンの需給の良さが示されたことも買い手掛かりとなった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の351回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1.5ベーシスポイント(bp)低い0.065%に低下した。超長期ゾーンでは、新発20年物165回債利回りが3.5bp低下の0.555%まで買われた。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「これだけ金利が上がれば売り手も限られる。朝から20年が買われるなど超長期は強かった」と指摘。「政策調整の報道に反応し過ぎた反動もある。物価が伸び悩み、緩和が長期化するための調整なら、時間軸は長くなり、超長期がベアスティープ(傾斜)化していくのには違和感もある」と言う。

  日銀がこの日実施した長期・超長期ゾーンの国債買い入れオペは、残存期間5年超10年以下が4100億円、10年超25年以下は1800億円、25年超は600億円と、それぞれ買い入れ額は据え置かれた。オペ結果では、25年超の応札倍率が1.84倍と2016年2月以来の低水準となり、売り圧力の弱まりが示された。

●ドル・円は111円台前半、株高が支えも日銀会合への警戒などが重し

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=111円台前半でもみ合った。堅調な株価が相場を下支えしたものの、日本銀行が来週開く金融政策決定会合などのイベントに対する警戒感から、値動きは限定的だった。

  ドル・円は午後3時11分現在、前日比ほぼ横ばいの111円23銭。一時は111円15銭まで下落したものの、仲値にかけて111円38銭まで小幅上昇した。その後は日中安値圏まで売られては戻し、総じて方向感に乏しい展開となり、日中の取引レンジは23銭にとどまった。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)マーケッツ本部の吉利重毅外国為替・コモディティー営業部長は、ドル・円相場について「下値は堅調な株式市場を背景に110円台後半が支えられやすい一方で、貿易問題やトランプ大統領の発言、日銀会合への警戒から上値は111円台が重い」と説明。来週の日銀会合までは「111円を挟んだ動きになりやすいのではないか」と述べた。

  豪ドル・ドル相場は同時刻現在、前日比0.3%安の1豪ドル=0.7399ドル、豪ドル・円は0.3%安の1豪ドル=82円28銭で推移している。豪4-6月期消費者物価指数(CPI)は前期比0.4%上昇と市場予想を下回った一方、トリム平均値や加重中央値は市場予想通りだった。

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