エクソンの「おとぎ話」は始まったばかりか-ガイアナでの油田発見

  • 探査井10本のうち8本で原油発見、さらに19本の探査目標-ウッドM
  • エクソンはガイアナの推定埋蔵量を25%引き上げ40億バレルに

エクソンモービルは23日、南米のガイアナ沖で発見した大型の油田鉱区の推定埋蔵量を25%引き上げた。ただ、これは始まりにすぎないかもしれない。

  調査会社ウッド・マッケンジーによると、2015年以降に探査井10本のうち8本前後で原油が掘り当てられており、エクソンはさらに19本の探査目標を明らかにしている。同社はさらなる油田発見に楽観的で、ガイアナ沖で探査専門の掘削船2隻を同時に稼働させている。

  ウッド・マッケンジーのアナリスト、ルアレイド・モンゴメリー氏はこのスタブローク鉱区について、「大量の原油が埋蔵されている可能性がある。これは大型鉱区だ。メキシコ湾の平均的な鉱区の1000倍に上るとわれわれは考えている」と語った。

  エクソンはスタブローク鉱区だけで埋蔵量は少なくとも40億バレルに達すると判断している。そうなれば、ガイアナの埋蔵量は石油輸出国機構(OPEC)加盟国である赤道ギニアやガボンを上回り、アンゴラの約半分だ。25年までに日量75万バレルの生産が実現すれば、17年のリビアの生産量を若干下回る程度となる。

  エクソンの上級副社長、ニール・チャップマン氏は3月、同社のアナリストデーでガイアナの油田について「おとぎ話」のような発見だと述べていた。原油相場は同社が最初に油田を発見した15年に急落、16年には1バレル=26ドル前後と12年ぶりの安値を付けた。それ以降、エクソンは生産拡大に苦戦している。

原題:Exxon’s ‘Fairy Tale’ Discovery in Guyana May Be Just the Start(抜粋)

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