豪ドルは売りを、最悪期はまだこれからー予測精度首位のCIMB

  • 貿易摩擦悪化なら、対円で76円50銭へ豪ドル下落の可能性
  • 「あらゆる点で米中貿易戦争は豪ドルにネガティブ」ーウォン氏

オーストラリア・ドルの予測精度が最も高いCIMBバンクは、豪ドルの最悪期はまだ訪れていないと警告している。

  CIMBは、世界的な貿易摩擦の激化が豪州の輸出を圧迫する中、対円で豪ドルのショート(売り)を勧めている。また、対米ドルでも豪ドルの下落を見込む。同行はブルームバーグがまとめた4-6月(第2四半期)の豪ドル相場予測精度ランキングで首位。
  
  CIMBのトレジャリーストラテジスト、マーカス・ウォン氏(シンガポール在勤)は「あらゆる点で米中貿易戦争は豪ドルにネガティブ」と述べた上で、「中国のバリューチェーンの上流または下流に予期せぬ影響をもたらす、あるいは世界のリスクセンチメントの著しい悪化につながる報復行為は、豪ドルのさらなる下落を招くだろう」と語った。
                 

  ウォン氏は、1豪ドル=80円50銭を短期的な目安に豪ドル売りを投資家に勧めている。米中貿易摩擦が悪化した場合、2016年9月以来の安値となる76円50銭へ下落する可能性があるという。24日時点では82円08銭だった。

  豪ドルは対米ドルで年初から5.5%下落し、今月は1豪ドル=0.7311米ドルと17年1月以来の安値を付けた。貿易摩擦が激しさを増した場合、0.7米ドルを下回る可能性があるとCIMBはみている。
            
原題:Short the Aussie as Worst Is Yet to Come, Top Forecaster Says(抜粋)

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