米有力上院議員2人が対ロシア制裁強化の超党派法案を提出へ

  • ロシアのエネルギー・金融セクターや国債も標的とする
  • グラム、メネンデス両議員の発表受け、ルーブルは下げに転じる

米有力上院議員2人は24日、ロシアに対する経済制裁を強化する超党派の法案を提出すると発表した。ロシアのエネルギー・金融セクターや同国債も標的とする。

  共和党のグラム上院議員と上院外交委員会民主党筆頭理事のメネンデス議員は共同声明で、ロシアのプーチン大統領が米国の力と影響力に挑戦しようとする中で、「米国は自国を守り、西側民主主義を損なおうとするプーチン氏の取り組みを除去する上でわれわれがひるまない点を十二分に明確にする必要がある」と指摘した。

グラム議員

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  両議員の発表を受けて、ルーブル相場は下げに転じ、一時0.6%安と19日以来の大幅下落となった。

  両議員によれば、法案には北大西洋条約機構(NATO)から米国が脱退する場合には上院の承認を必要とするほか、ロシアによる偽情報への対抗策やロシアの介入から欧州の民主主義諸国を守るための支援の強化を盛り込む。

  16日にヘルシンキで米ロ首脳会談を行ったトランプ大統領は、2016年米大統領選へのロシアの介入を巡り、米情報機関の調査結果に懐疑的な姿勢を示し、米国内では反発の声が上がっており、そうした中での対ロ制裁強化法案の発表となった。

メネンデス議員

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  一方、上院では24日、外交委員会のコーカー委員長と銀行委員会のクラポ委員長がそれぞれロシア問題で一連の公聴会を開催すると発表した。外交委は25日にポンペオ国務長官が証言するほか、NATOの意義やシリアにおけるロシアの活動、軍備管理に関する公聴会も予定している。

  銀行委では、昨年発動された制裁の実施状況について公聴会を開く。

原題:Senators Propose Boosting Sanctions on Russia, Including Debt(抜粋)


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