メイ英首相、EU離脱交渉を自ら指揮へ-離脱担当省の役割縮小

英国のメイ首相

Photographer: Bethany Clarke/Bloomberg

英国のメイ首相は、欧州連合(EU)離脱交渉を自ら指揮すると発表した。EU離脱担当省の役割は縮小される。この発表を受け、ポンドは上昇した。

  メイ首相は24日、「自らがEUとの交渉を率い、EU離脱担当相は私の補佐としての役割を担う」と書面で議会に通知した。

  EUと完全な決別を求める勢力と緊密な関係の維持を望む勢力で、英政府内は割れているが、今回の決定は後者の勝利と言える。現在のEU離脱担当相であるラーブ氏、前任のデービス氏はいずれもEU離脱支持派で、離脱交渉に強硬な姿勢で臨んでいた。

  EU交渉での日々の業務は今後、首相府内の部局が担当し、担当者レベルの交渉は首相の欧州問題担当顧問オリー・ロビンス氏が率いる。ロビンス氏はこれまで「より柔軟な」EU離脱を唱え、首相が今月公表したEU離脱方針の詳細を記した「白書」を策定した。

  外国為替市場では、首相の発表後にポンドが一時前日比0.4%高の1.3159ドルまで上昇し、今月17日以来の高値を付けた。柔軟なEU離脱が実現する可能性が高まり、短期的にポンドを後押しするだろうとアナリストらは指摘した。

原題:May Takes Control of EU Talks, Sidelining Raab: Brexit Update(抜粋)
Pound Touches One-Week High as May Takes Control of Brexit Talks

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