Photographer: SeongJoon Cho/

人民元安と住宅価格の上昇、中国経済成長の主要ドライバーに

  • 人民元相場の下落、中国住宅価格の上昇と一致する傾向
  • 住宅価格の上昇、貿易摩擦の渦中で地方の需要喚起目指す当局は歓迎
Photographer: SeongJoon Cho/

1年ぶりの安値を付けた人民元相場は、中国人民銀行(中央銀行)による緩和措置を受けて上昇する住宅価格と相まって中国経済の成長を押し上げそうだ。
             

  人民元相場の下落は中国住宅価格の上昇と一致する傾向がある。流動性が低下することから、新興国通貨の下落は現地のリスク資産売りを招きやすいということを考えると、これは奇妙に映る。人民銀の緩和策が潤沢な流動性の確保を目指すとともに、銀行間貸出金利を低く誘導していることが恐らくこの背景にある。

  不動産バブル回避を目的に厳格な住宅規制が導入されて以降、中国の不動産業界は厳しい環境に置かれてきた。ただ2級都市、3級都市がけん引する緩やかな住宅価格の上昇は、米国との貿易摩擦の渦中で地方の需要喚起を目指す当局には歓迎されるかもしれない。これが人民元安による輸出の押し上げと重なり、株価にとって好ましいマクロ環境になるはずだ。
         
原題:Sliding Yuan, Rising Home Prices Are Key Engines of China Growth(抜粋)

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