Photographer: Anthony Kwan

あなたの夏休みをボラティリティーが脅かすービーチでのんびりに逆風

  • 薄商いの8月には流動性低下が最大のリスクに
  • 市場参加者は休暇中もデバイス手放せない今年の夏
Photographer: Anthony Kwan

人民元下落、商品相場の調整、トランプ米大統領の連邦準備制度攻撃、貿易戦争、イタリアリスク再燃ー。市場参加者にとって、これらは平和な夏休みを脅かす逆風だ。

  ボヤ・アセット・マネジメント(ニューヨーク)資産配分責任者のバーバラ・ラインハルト氏は「皆、休暇は取っているが、デバイスを手放すことはできない」と話した。

  過去20年の統計によると、8月は最も変動が激しい月。取引が薄いため動きが増幅されるこの時期が、今年も近づいている。

  予想のつかない市場の動きにビーチでのんびりという夢を破られるかもしれない。米中貿易摩擦に加え、人民元安は2015年の8月を思い出させる。イタリアのポピュリスト政権の下で政治リスクは去らない。トランプ米大統領のツイートも忘れてはならない。

  代替投資管理会社LNGキャピタルの最高投資責任者(CIO)、ルイ・ガルグール氏はインタビューで、「夏とは思えない」とコメント。リスクのあるエクスポージャーを減らしクレジット商品のショートを増やしているとし、「中国は大きい。貿易戦争の二次的影響は世界市場への圧力になり得る」と述べた。

  リスクオフ・センチメントは金利上昇の懸念とともに、急速に膨れ上がりかねない。1年の中で2番目に取引の少ない月に、社債から新興市場資産まで、さまざまな市場でポジション解消が難しくなる可能性がある。ゴールドマン・サックス・グループは、流動性低下は市場危機を発生しやすくさせると警鐘を鳴らした。

Summer Lull

Apart from winter holidays, August sees the thinnest equity-market churn

Source: Bloomberg

Average trading volume calculated on data from 1992 through 2017.

原題:Volatility’s Coming for Your Summer Break as Headwinds Build (3)(抜粋)

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