Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

日本の債券投資家、為替動向に追随する傾向か-日銀観測受けた考察

  • 欧米の債券間の日本の投資家資金フローにその傾向が明らか
  • ドルの対円下落継続なら、日本国内への資金回帰を促す可能性
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

ロシアが最近になって保有する米国債を大量に売却したことは極めて興味深いが、日本銀行の政策変更を受けて日本国債利回りが上昇した場合に日本の投資家がどう行動するかを考える方がもっと面白そうだ。結局のところ、日本の運用会社にとって為替ヘッジ後の米国債の実効利回りは既に微々たるもの。米国債と日本国債の利回り格差がさらに縮小する場合、ポイントは何だろうか。
             

  
  日本の債券投資家に関して興味深いのは、他の金融市場のトレンドを形成するというよりも、それに追随するように見えることだ。われわれは金利差から為替動向を見る傾向があるが、欧米の債券間における日本の投資家の資金フローを見ると、彼らはユーロ・ドル相場のトレンドを追っているように見える。その逆ではない。            

  つまり、日銀の政策変更観測を背景にドルが対円で下落し続けるなら、政策変更が来週実現しないとしても、日本の投資家に米国債への賭けをやめ国内に資金を回帰させることを促す可能性がある。日本国債先物のポジションはイールドカーブコントロール(YCC)導入後に急減して以来、着実に増加している。これは単なるキャリートレードなのか、あるいは現状が最終的に巻き戻されることに対する賭けなのか。引き続き注視が必要だ。

原題:Japanese Bond Investors May Follow FX Rather Than Vice Versa(抜粋)

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