メキシコは8月末までのNAFTA合意望んでいる-関係者

  • トランプ大統領はメキシコとの「劇的」な合意に向かっていると表明
  • 米大統領発言を受けてメキシコ・ペソが上げ幅拡大

メキシコは北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で米国およびカナダと8月末までに合意を取りまとめようと取り組みを強めている。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。一方、トランプ米大統領はメキシコとの「劇的」な合意の方向に自分は向かっていると述べた。

  トランプ大統領は23日、メキシコのロペスオブラドール次期大統領と「両国にとって非常にプラスで、極めて劇的な」ことを行うことについて話し合っていると述べたが、詳細は明らかにしなかった。このコメントを受け、メキシコ・ペソは上げ幅を拡大。ニューヨーク時間23日午後4時48分(日本時間24日午前5時48分)現在、0.7%上昇の1ドル=18.8951ペソとなった。

  トランプ大統領はホワイトハウスでの「メイド・イン・アメリカ」のイベントで、ロペスオブラドール氏は「素晴らしい人物」だとし、「電話で延々と」話をしたと語った。

  その後間もなく、ロペスオブラドール氏はメキシコ市で記者団に対し、トランプ氏が言及した合意を自分は承知していないが、これに関して米政権と協議することにやぶさかではないと発言した。

  関係者らが匿名を条件に明らかにしたところでは、迅速な合意に至れば、ロペスオブラドール氏は12月1日に大統領に就任した後、NAFTA再交渉の結果について批判を受けることなく国内の優先事項に集中できる見込み。再交渉の高官協議は7月1日のメキシコ大統領選のため2カ月中断した後、今週再開する予定。協議が始まって約1年経過したが重要問題で3カ国の間の溝は依然埋まらず、トランプ大統領は先週、メキシコ、カナダとそれぞれ個別協議を行う可能性があると再び警告していた。

原題:Mexico Wants August Nafta Deal as Trump Vows ‘Dramatic’ Action(抜粋)

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