ロスネフチがエクソンや日本の資源会社を提訴-サハリン1巡り

更新日時
  • 「不当利益」得た共同所有者に約1600億円支払い請求-ロスネフチ
  • エクソンと日本の官民出資のSODECOはそれぞれ30%出資

エクソンモービルはロシアで最大のエネルギープロジェクトを巡り、同国国営石油大手ロスネフチから訴えを起こされた。245億ルーブル(約430億円)の賠償責任を負う可能性がある。

  ロシアの法的データベースによると、ロスネフチは資源開発プロジェクト「サハリン1」の共同出資者全てを相手取り、「不当な利益」を得たとして890億ルーブル(約1573億円)の支払いを求める仲裁請求を申し立てた。エクソンは同プロジェクトに30%出資。同社のほか、ロスネフチの事業部門が20%、インド石油ガス公社(ONGC)ビデシュが20%、日本の官民が出資するサハリン石油ガス開発(SODECO)が30%をそれぞれ所有する。SODECOへの請求額も245億ルーブル。

  エクソンのロシア部門は支払い請求を拒否するとともに、サハリン1の権益を守るための行動をとる方針を示したが、詳細には触れなかった。

  ロスネフチの請求は2015年から今年5月までが対象。詳細は不明。ロスネフチにコメントを求める電話とメッセージを送ったが、回答はない。

  サハリン1は日量20万バレル余りの原油を産出しており、ロシアでは唯一、国際企業によって運営されている主要石油プロジェクト。同事業は国有企業がエネルギー資源の支配を着実に拡大しているロシアでは例外的な位置付け。

  法的データベースによると、ロシアのサハリン州仲裁裁判所はロスネフチの申し立てを7月20日に受理。9月10日に予備的な審問を開く予定。

原題:Exxon Faces Russian Clash as Rosneft Files $1.4 Billion Claim(抜粋)

(エクソンの反応などを追加して更新します.)
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