【米国株】S&P500種が上昇、銀行高い-原油下落

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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

23日の米株式市場ではS&P500種株価指数が上昇。朝方下げて始まったが、反転した。週末開催された20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の消化が進む中、銀行株を中心に買いが入った。G20は貿易を巡る緊張が世界の経済成長を脅かしているとの声明を発表した。

  • 米国株はS&P500種が上昇、銀行高い-ダウ平均は下落
  • 米国債は下落、10年債利回り2.95%
  • NY原油は下落、ドル上昇やクッシング在庫増加観測で
  • NY金は下落、ドルと米国債利回りの上昇が手掛かり

  S&P500種では金融株が上げを主導した。アマゾン・ドット・コムは下落。トランプ大統領はアマゾンの創業者であるジェフ・ベゾス氏へのツイッター攻撃を再開。同氏が社主である米紙ワシントン・ポストを非難した。

  S&P500種株価指数は前週末比0.2%高の2806.98。ダウ工業株30種平均は13.83ドル(0.1%未満)安の25044.29ドル。米国債市場では、ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.95%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は下落し、1カ月ぶり安値となった。朝方は上げていたが、ドル上昇や在庫を巡る観測が意識された。データ提供会社ジェンスケープはオクラホマ州クッシングでの在庫が先週の一定期間に増加したと発表すると、事情に詳しい関係者が明らかにした。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は37セント(0.5%)下落の1バレル=67.89ドル。ロンドンICEの北海ブレント9月限は1セント下げて73.06ドル。

  ニューヨーク金先物相場は下落。ドルと米国債利回りの上昇が手掛かりとなった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.45%安い1オンス=1225.60ドルで終えた。

  G20声明は世界の成長が引き続き堅調で、多くの新興市場国が危機への備えを改善しているとした上で、世界経済へのリスクが増大しているとの認識を示した。一方でトランプ大統領は人民元の下落に言及し、米中の貿易戦争が通貨戦争にエスカレートする可能性が懸念された。挑発的なやりとりへの警戒からS&P500種は2800前後にとどまり、大きく上抜けられない状況が続いている。

  インスティネットのシニア株式トレーダー、フランク・カッペレリ氏は「切りのいい数字のため、多くがこの水準に注目している。2800は2月に割り込んで以降、なかなか突破できない水準となっている」と述べた。

原題:U.S. Stocks Start Week Higher With Bank Boost: Markets Wrap(抜粋)
Crude Oil Futures Drop Below $68 Amid Strength in the Dollar
PRECIOUS: Gold Extends Drop as Dollar Rises; Funds Turn Bearish

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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