【社債取引】日銀買入対象が活発-按分レート変化が想定以上 (訂正)

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  • 積水ハウス19回債、クラレ5回債、ホンダF34回債がマイナス取引
  • 20日の取引は36件-19日は28件、18日は6件だけだった

日本銀行の社債買い入れオペを受けて、購入対象の社債取引が流通市場で活発化した。日銀への売却狙いが増えているとの声が出ている。

  日銀社債オファー翌日の20日、積水ハウス19回債(償還2021年7月20日)がマイナス0.144%程度、クラレ5回債(同2021年4月23日)はマイナス0.140%程度、ホンダファイナンス34回債(2020年9月18日)もマイナス0.1%程度で約定した。いずれも日銀買い入れの対象(残存1年以上3年以下)になり得る銘柄。日本証券業協会が公表する社債情報からブルームバーグがYAS機能で利回りを算出した。

  19日の日銀オファー(買い入れは25日)に応募した投資家は、翌日の取引で証券会社に対象銘柄を売却する場合が多い。残存1年以上3年以下(25日基準)の社債の取引は20日、36件成立した。19日は28件、18日は6件だけだった。日銀が7月分の社債買い取りの按分レートはマイナス0.149%。6月のマイナス0.194%からマイナス幅が縮小して2月のマイナス0.097%以来の高い水準となった。

  ある投資家は按分レートについて、マイナス幅縮小のスピードは想定以上だったと指摘、新発債を購入して日銀への売却で利ざやを取る動きが強くなっているとしている。今後も日銀への売却が見込める3年新発債が控えており、レートのマイナス幅は一段と縮小していく展開になると予想した。次回の日銀社債買い入れオファーは8月21日(買い入れ8月27日)の予定。

(第3段落とサブ見出しの件数を訂正します.)
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