米財務長官:通貨戦争の可能性ない-トランプ大統領の為替批判でも

更新日時
  • G20財務相・中央銀行総裁会議の閉幕に当たり記者会見
  • トランプ大統領は為替相場を操作してきたと中国、EUを批判

ムニューシン米財務長官は22日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の閉幕に当たり記者会見し、通貨戦争が起きる可能性はないと言明した。

  ムニューシン財務長官は、通貨戦争の見通しについて投資家は懸念すべきかとの質問に対し、「それは違う」と答えたが、詳細な説明は避けた。トランプ米大統領は20日のツイッターへの投稿で、為替相場を低めに操作してきたと中国、欧州連合(EU)を批判し、ドル高が米国の「競争上の優位性」を鈍らせていると不満を表明した。

  トランプ大統領は先週、米金融当局が利上げを進めており、米貿易赤字の削減に向けた自分の取り組みを台無しにしていると異例の批判を行い、金融市場を揺るがした。大統領の米金融当局への怒りの多くは、利上げがドル相場に及ぼしてきた影響に向けられていると考えられる。

  ドル相場はトランプ大統領の為替コメントを受けて下落したものの、米国が鉄鋼・アルミニウム輸入関税を発動した3月23日からは約5%上昇している。

原題:Mnuchin Sees No Chance for Currency War Despite Trump Tweets(抜粋)

(背景やドル相場の情報を追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE