【米国株・国債・商品】株は小幅安、トランプ氏が対中批判を継続

更新日時
  • 国債利回り曲線はベアスティープ化、トランプ氏の利上げ批判で
  • 原油は続伸、サウジアラビアの8月減産方針で

20日の米株式相場は小幅安。トランプ米大統領が中国などへの批判を続けたため、世界的な貿易紛争が悪化するとの懸念が強まり、売りが優勢になった。

  • 米国株は小幅安、トランプ大統領が中国やEUを批判
  • 米国債は反落、ベアスティープ化-トランプ氏が利上げ批判
  • NY原油は4日続伸、サウジの8月減産方針で
  • NY金は反発、ドル下落でートランプ大統領が利上げを批判

  トランプ大統領は米国に輸入される中国製品全てに追加関税を課す用意があると述べたほか、中国と欧州連合(EU)が通貨安を誘導していると非難。ドル上昇と利上げで米国の競争力が損なわれているとし、金融当局を再び批判したことから、米国債の利回り曲線はベアスティープ化した。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%安の2801.83。ダウ工業株30種平均は6.38ドル安の25058.12ドル。ニューヨーク時間午後5時現在、米10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.89%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は4日続伸。サウジアラビアが今月に輸出量を維持した後、8月に日量10万バレル減少させる方針を前日に示したことが引き続き買い材料となった。トランプ米大統領の発言でドルが下げると、原油相場は伸び悩んだ。大統領は中国製品全てに追加関税を課す用意があると述べたほか、中国と欧州連合(EU)が通貨安を誘導していると非難した。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は1ドル高の1バレル=70.46ドルで終了。同限月はこの日が最終取引日となった。週間では0.8%安と、3週連続の下げ。ロンドンICEの北海ブレント9月限は前日比49セント高の73.07ドルで終えた。

  ニューヨーク金先物相場は反発、約2週間ぶりの大幅高となった。トランプ米大統領が米金融当局の利上げを批判したことからドルが下落し、金に買いが入った。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.6%高い1オンス=1231.10ドルで終えた。

  フォート・ピット・キャピタル・グループのシニア・ポートフォリオ・マネジャー、キム・フォレスト氏は「米金融当局を巡るツイートが1度ではなく2度もあり、大統領の圧力は2倍になっている。狂気の時代にあると言えるが悪くはない。何が起こるか分からないからだ。本来なら閑散な時期で、決算に注目しているはずだ」と述べた。

原題:Dollar, Bond Plunge as Trump Turns Up Rhetoric: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bear Steepen as Trump, JGB Slide Sees Long-End Slump
Oil Posts Third Weekly Drop as Trump Issues New Trade Threats
Trump Fed Tweets Make Gold Markets Great Again as Futures Surge

(第7段落を追加し、更新します.)
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