ドラギECB総裁、来年秋の退任前に利上げ実施へ-エコノミスト調査

  • 中銀預金金利は19年9月までに引き上げ-エコノミスト予想
  • リファイナンスオペ最低応札金利は19年12月までに引き上げか

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は、来年の任期満了前に利上げを何とか1回実施するとの見方がブルームバーグのエコノミスト調査結果で示された。

  大半の回答者は利上げ時期の予想をドラギ総裁の退任予定前月の2019年9月に先送りした。少なくとも同年の夏が終わるまで、金利は引き続き過去最低水準にとどまるとの政策当局者のガイダンスを反映した形だ。

Unwinding Stimulus

Milestones on the ECB's path toward monetary-policy normalization

Source: Bloomberg survey of economists conducted July 13-18

Timeline shows dates by when most economists predict a given action

  貿易摩擦の深刻化や見通しの悪化がなければ、資産購入は発表通り、今年終了する見通しで、エコノミストらは来年3月まで政策軌道の更新を予想していない。

  ECBは6月に、前例のない刺激策を解消する方向に大きく前進。その後、ドラギ総裁は先週の欧州議会で、インフレ率の持続的回復への自信をあらためて示すとともに、債券購入の停止後もユーロ圏経済を金融政策面から大きく支え続けると強調した。

Interest Rates

Economists predict ECB will raise deposit rate before benchmark

Source: Bloomberg survey of economists conducted July 13-18

Chart shows by when economists predict interest rates will rise

  エコノミストらはECBが中銀預金金利を来年9月までにマイナス0.4%からマイナス0.2%に引き上げると予想。現行ゼロ金利となっているリファイナンスオペ最低応札金利は、ドラギ総裁退任後の19年12月までに引き上げられると見込む。エコノミストらはこれらの引き上げ時期を従来、来年4-6月(第2四半期)と7-9月(第3四半期)とそれぞれ予想していた。

  世界的な貿易摩擦の強まりは、ユーロ圏経済に最大のリスクを突き付けていることも調査で示された。ダンスケ銀行のシニアエコノミスト、ピート・クリスティアンセン氏は、米国と貿易相手国との論争への反応を見極めるため、景況感指数を注視していると話した。

Risks to Euro-Area Economy

Possibility of trade war perceived to be biggest threat to region's outlook

Source: Bloomberg survey of economists conducted July 13-18

The risks were rated from 1 (none) to 5 (significant). High risk is the sum of ratings 4 and 5, while low risk is the sum of ratings 1 and 2.

原題:Draghi Will Just About Raise ECB Interest Rate Before Retiring(抜粋)

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