仏ピュブリシス株が約3年ぶり大幅安ー4~6月売上高予想に反し減少

  • 米ヘルスケア事業やプライバシー保護に関するEU新規制が影響
  • 今回据え置かれた下期の見通しの信頼性は低い-オシェア氏

19日のフランス株式市場で広告大手ピュブリシス・グループの株価が約3年ぶりの大幅安となった。4-6月(第2四半期)の売上高が予想に反して減少したことが響いた。デジタルメディアへの移行をきっかけに広告業界がスランプに陥っている状況が改めて裏付けられた。

  同社の19日の発表によると、売上高は企業買収や為替変動の影響などを含まない実質ベースで前年同期比2.1%減少。変動の大きい米ヘルスケア事業やプライバシー保護に関する欧州連合(EU)の新規制、一般データ保護規制(GDPR)が業績を押し下げる要因となった。
  
  ケプラー・シュブルーのアナリスト、コナー・オシェア氏は電子メールで、結果には「非常に失望している」と述べた上で、GDPRやヘルスケア事業のような要素は恐らく一時的なものだが、「今回据え置かれた下期の見通しの信頼性は低い」と指摘した。

  ピュブリシスの株価はパリ市場で一時10%安と、日中下落率としては2015年10月22日以来の大きさとなった。終値は8.8%安の53.18ユーロ。
          

四半期売上高の減少を受け、株価が下落

ブルームバーグ

原題:Publicis Drops on Sales Slump, Compounding Ad Industry Woes (1)(抜粋)

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