記録的な米強気相場、勢い衰えても20年まで続く可能性ーJPモルガン

  • 同行が分析する指標の約半数がサイクルが終盤ではなく中盤だと示唆
  • S&P500種、強気相場の最長記録更新まであと1カ月と3日
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

JPモルガン・チェースの資産運用チームが示した最新の見方によれば、10年に及ぶ米国株の強気相場は勢いが衰えたとはいえ、まだ続く余地がありそうだ。

  JPモルガンが分析する指標の約半数が相場のサイクルが終盤ではなく中盤にあると示唆しており、同行の資産運用チームは、米国株の上昇がさらに2年半続く可能性があるとみている。ただ、グローバル・マーケット・ストラテジストのサマンサ・アザレロ氏は19日の電子メールで、「リターンはプラスで強気相場を示唆するものの、これまでほど高くもなければ、目覚ましくもない可能性が高い」と指摘した。

           

  年初来で約5%上昇しているS&P500種株価指数は、2000年のテクノロジーバブル崩壊で終了した過去最長の強気相場の記録を抜くまであと1カ月と3日となった。同指数は09年3月以降で4倍余りに上昇している。

  米国株の勢いが弱まる中で、JPモルガンは株式投資家の間で人気が落ちていた新興国市場株に注意を向け始めるよう顧客にアドバイスしている。 
           

  マクロクオンツ・デリバティブ戦略のグローバル責任者のマルコ・コラノビッチ氏は17日のリポートで、「貿易もしくは金利を巡る不安が和らげば、新興国市場株のような比較的ベータ値やバリューが高い資産は、16年の早い時期に似た相場上昇が見られる可能性がある」と分析した。

原題:JPMorgan Says Record-Breaking Bull Market Could Run Until 2020(抜粋)

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