ヘッジファンドから資金流出、マクロ戦略を投資家が敬遠-4~6月

  • マクロファンドからは28億ドル流出、株式ファンドは24億ドル流入
  • 4-6月は運用成績と資金流出入の傾向に変化-HFRのハインツ氏

4-6月(第2四半期)にヘッジファンドから約30億ドル(約3370億円)の資金が流出した。四半期ベースでの純流出は2017年初め以来となる。

  ヘッジファンド・リサーチ(HFR)によると、マクロヘッジファンドからは28億ドルが流出した一方、株式ヘッジファンドは24億ドルの純流入だった。

  世界の貿易摩擦激化を背景に、投資家は経済動向に基づくファンドから資金を引き揚げている。そうしたマクロのイベントに左右されにくい戦略が人気を集めていることが、株式ファンドにとっては追い風となっている。HFRによると、昨年、ヘッジファンド業界では約100億ドルの純流入、2016年は700億ドルの純流出だった。

  HFRのプレジデント、ケネス・ハインツ氏はリポートで「運用担当者や投資家が関税の影響や金融市場のボラティリティー、力強い米経済成長の継続に対応する中、18年4-6月は運用成績と資金流出入の傾向に変化があった」と指摘した。

  業界全体の運用資産は6月末時点で過去最高の3兆2400億ドルに達した。好調な運用成績が資金流出を補った形。この間のヘッジファンド運用成績はプラス0.84%だった。

Mixed Flows

Macro funds led net outflows in Q2 as investors put money in equity strategies

Source: Hedge Fund Research

Note: Data for the second quarter of 2018

原題:Hedge Fund Investors Pull Money for First Time Since 2017 (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE