トランプ氏がプーチン氏に年内訪米招請ー上院は尋問拒否の決議

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  • 上院はロシアの米当局者尋問を拒否するよう政府に求める決議案可決
  • トランプ大統領「2回目の会談を楽しみにしている。全て解決可能」

米共和党が多数派の上院は19日、トランプ大統領がロシアのプーチン大統領とヘルシンキで会談して以降、対ロシア政策をシフトさせていることに不快感を示した。一方、ホワイトハウスはトランプ大統領が年内にワシントンで再び米ロ首脳会談を開催する意向だと発表した。

  16日のヘルシンキでの米ロ首脳会談で実際にどのような話し合いが行われたのか、トランプ大統領以外の政府高官が把握できていないとの懸念が政界に広がっている。こうした中、上院は米国のマクフォール元駐ロシア大使らをロシア当局が聴取するのを容認してほしいとのプーチン大統領からの要請をトランプ大統領が検討していることを実質的に非難した。

  プーチン大統領はロシア外交官に対し、ヘルシンキでの会談で自分はウクライナ東部の紛争解決に向け住民投票を提案したが、トランプ大統領が検討できるよう、この計画を公表しないことに同意したと語った。プーチン大統領の19日の非公開スピーチに出席した関係者2人が明らかにした。

  米ロ首脳会談から3日経過した19日、コーツ米国家情報長官はコロラド州アスペンで、トランプ、プーチン両大統領の一対一での2時間前後の会合で何が起きたか「分からない」と発言。自分なら2人だけの会談を勧めなかっただろうと述べた。

  ホワイトハウスは19日、トランプ大統領がプーチン大統領に対し、首脳会談のため今秋に米国を訪問するよう要請したことを明らかにした。ホワイトハウスのサンダース報道官はこの日のツイッターへの投稿で、会談の準備に向け「協議が既に行われている」と説明した。

  トランプ大統領はこの日のツイートで、「われわれがテロ阻止やイスラエルの安全保障、核拡散、サイバー攻撃、貿易、ウクライナ、中東和平、北朝鮮など議論した多くの問題の一部を実行し始められるよう、2回目の会談を楽しみにしている。これらの問題には簡単なものや難しいものなど多くの答えがある。しかし全て解決可能だ!」と述べた。

  上院は同日、ロシア政府による現・元米当局者の尋問を拒否するよう政府に求める決議案を賛成98、反対0で可決した。同決議案は米政府への拘束力を持たないが、シューマー民主党院内総務が起草し、マコネル共和党院内総務が採決に付したことから、トランプ大統領への明白なメッセージとなった。
  
原題:Trump Invites Putin to Washington After Senate Rebuke on McFaul(抜粋)

(上院の動きなどを追加して更新します.)
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