Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

コモディティーの急落、他市場にもじわり波及-平穏な市場試す

  • ブルームバーグ・コモディティー指数は5月高値から約10%下落
  • 金属相場は世界経済の先行指標、相関高い-英中銀エコノミスト

金融市場全般が静かだからと言って、だまされてはいけない。世界のサプライチェーンの原材料は、警告サインを発している。

  コモディティー価格は調整局面入りに近づいている。ドル上昇と世界貿易を巡る長引く緊張を受け、19日も再び売り圧力を受けた。銅は一時1トン=6000ドルを下回り、金は1オンス=1220ドルを割り込んだ。

  金属相場の動きは投資家にとってとりわけ重要だ。企業景況感や貿易統計など他の指標に先駆けて、世界経済の成長予測に使えるからだ。イングランド銀行(英中央銀行)エコノミストのトム・ワイズ氏によると、例えば2016年初めには大半の先行指標が示唆しなかったにもかかわらず、金属相場が景気の上向きを予言した。

  ワイズ氏は英中銀のブログに掲載された調査で、「金属価格は世界の経済活動との相関が極めて高くタイムリーで、短期的な国内総生産(GDP)を予測する上でかなり役立つ」と指摘した。

  ブルームバーグ・コモディティー指数は5月に付けたほぼ3年ぶり高値から、10%近く下落した。以下のように、他の資産にも売りが波及している。

  • 株式市場では鉱業株への影響が顕著で、ストックス欧州600の鉱業株指数は業種別指数の中で今月の下落率が最も大きい
  • 為替では商品生産国の通貨が下落

  ブルームバーグ・コモディティー指数を構成する22の原材料のうち、ほぼ全てが5月のピークから下落。工業用で用途が広いことから世界経済の指標とされることの多い銅は、同期間中の下げが18%に達した。

When in a Hole...

Miners underperformed other sectors in Europe

Source: Bloomberg

原題:Commodity Contagion Spreads as Raw Material Crash Tests Calm (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE