フィリップ・モリス株下落、日本で加熱式たばこの普及に遅れ

  • アイコスの販促、成果出るのは2019年以降-フィリップ・モリス
  • 通期1株利益の会社予想は5.02-5.12ドル、アナリスト予想下回る

米たばこメーカー、フィリップ・モリス・インターナショナルが成長のけん引役と位置づける加熱式たばこは、煙にかすんで先行きが見通しにくくなった。

  加熱式たばこ機器の販売促進活動の成果が表れるのはおそらく2019年以降になる見込みだと、同社は19日の発表文で述べた。加熱式たばこ「IQOS(アイコス)」の日本での売り上げは「明らかに当初の期待を大きく下回って」おり、喫煙者を取り込むための活動は今年、「非常に限定的な影響」しか及ぼさない見込みだとした。

  この課題を踏まえてフィリップ・モリスは「控えめな」2018年見通しを公表。通期の調整後1株利益は5.02-5.12ドルを見込むとした。これはブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の5.14ドルを下回る。

  19日の米市場でフィリップ・モリスの株価は一時、前日比6.9%安となった。同社株は今年4月、1-3月(第1四半期)の日本でのアイコス売り上げ減速が明らかになった後に、直近10年で最大の下落率を記録した。同社幹部らは電話会議で、日本市場に「次世代」アイコスを投入する計画だとする一方、アイコスの売り上げはロシアでは堅調だと述べた。

Up in Smoke

Revenue from reduced-risk products fell for the second quarter in a row

Source: Bloomberg

  フィリップ・モリスが発表した4-6月(第2四半期)決算には明るい一面もあった。同社によると、アイコスは最近導入された市場で全体的に堅調で、特に欧州連合(EU)で好調に推移している。

原題:Philip Morris Falls as Vaping Devices Face Slow Acceptance (1)(抜粋)

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