【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたい厳選ニュース

  • トランプ氏が利上げ批判、プーチン氏訪米を要請、EUが反撃準備
  • コモディティーに売り圧力、コムキャストがフォックス資産断念

米利上げへの不満を公にしたトランプ大統領の発言を甘く見てはならないと、ストラテジストのマーク・グラント氏は指摘します。「こうした意見が出た後、連邦公開市場委員会(FOMC)が政策をもう一度検証してみることは十分にあり得る。連邦準備制度理事会(FRB)は議会に報告する義務があるからだ」とくぎを刺しました。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

破られた不文律

トランプ米大統領は利上げを批判した。金融当局の独立性を尊重する立場から、金融政策についてコメントしないというホワイトハウスの不文律を破った。トランプ氏はCNBCとのインタビューで、金融当局が借り入れコストを引き上げ、経済を減速させている可能性があるのは「うれしくない」と発言。また中国人民元が「石のように転落している」と言及し、ドル上昇が米国を不利な立場に置いているとも述べた。ホワイトハウスはこの後、米金融政策に「干渉しているのではない」との声明を発表した。

再会はワシントンで

トランプ米大統領はロシアのプーチン大統領に、この秋のワシントン訪問を要請した。サンダース報道官のツイートによれば、ヘルシンキでの首脳会談時にトランプ氏は、プーチン氏の訪米招請をボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)に指示。既に調整が進められているという。トランプ氏はこれより先、ヘルシンキ会談を「偉大な成功」と称賛するツイートで、「話し合った多くの事柄の一部を実行に移せるよう、2度目の会談を楽しみにしている」と述べていた。

備えあり

欧州連合(EU)はユンケル欧州委員長のワシントン訪問を来週に控え、輸入関税を課す米国製品の新たなリストを準備している。自動車の輸入関税の引き上げ撤回でトランプ米大統領を説得できない場合に備える。対象製品の規模は米国の措置の20%に相当し、税率は恐らく米国側と同等になるだろうという。一方のトランプ大統領は通商問題とは無関係の米グーグルに対する制裁金を引き合いに、「米国を利用している」とのEU非難を展開した。

調整までの距離

ドル上昇と世界貿易を巡る長引く緊張を受け、コモディティーは再び売り圧力を受けた。銅は一時1トン=6000ドルを下回り、金は1オンス=1220ドルを割り込んだ。イングランド銀行(英中央銀行)エコノミストのトム・ワイズ氏は、「金属価格は世界の経済活動との相関が極めて高くタイムリーで、短期的な国内総生産(GDP)を予測する上でかなり役立つ」と指摘した。ブルームバーグ・コモディティー指数は5月に付けたほぼ3年ぶり高値から、10%近く下落した。

次の標的はスカイ

米コムキャストはウォルト・ディズニーと争っている21世紀フォックスの娯楽資産獲得を断念し、英有料放送スカイの経営権取得に注力する。ディズニーはこれで、713億ドル(約8兆円)規模でのフォックス資産買収に集中できる。これにはコムキャストが狙うスカイ株39%が含まれており、ディズニーがこれを手放す考えがあるかどうかは不明だ。米株式市場でコムキャストの株価は2.6%高、ディズニーは1.3%高で引けた。

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