アジアのジャンク債の魅力高まる-上期は11年以降で最低のリターン

  • 17日までの3営業日は若干プラス、投資家が戻ってきた可能性
  • 現在のバリュエーションは売られ過ぎを表すーアバディーン

アジアの高利回りドル建て債はここ数日、辛うじてプラスのリターンを投資家にもたらしている。1-6月(上期)のリターンが2011年以降で最低を記録した同資産だが、そこにバリューを見いだすクレジットアナリストが増えてきた。

  アジアの高利回りドル建て債の年初来リターンはマイナス5.9%と、今年早い時期での過剰供給や中国発行体のデフォルト(債務不履行)懸念が高まる中、世界的に見てアンダーパフォームしている。ただ、17日までの3営業日は若干のプラスで、掘り出し物を求めて投資家が市場に戻ってきた可能性を示唆している。
   
  JPモルガン・チェースに続き、バンク・オブ・アメリカ(BofA)のアナリストらは今週に入って、最近の下落を経て一部のアジアの社債は買いの好機だと指摘。新たな規制で証券発行が抑制され中国不動産セクターの高利回り債発行が減少するとの見通しや、指標の10年物米国債利回り上昇の反転を受け、バンク・オブ・シンガポール(BOS)のトッド・シューベルト氏を含むクレジットアナリストらは7-12月(下期)のアジアの社債見通しに一段と楽観的になった。アバディーン・スタンダード・インベストメンツでも、現行の価格水準でアジアの高利回り債を選好している。

  アバディーンのアジア社債・新興国市場クレジット調査責任者、ポール・ルカシャブスキー氏(シンガポール在勤)は「米国と比較して、アジアの高利回り債のバリュエーションはこの4年間にはなかった買い場を投資家に提供している」と述べた上で、「現在のバリュエーションは売られ過ぎであるとわれわれは見ており、この下げを当社のアジアとグローバルの新興国社債ファンドの双方でアジア高利回り債の資産配分を高めるのに利用している」と語った。
                 

Picking Up Junk Spread

Asian high-yield dollar bonds offer about 300 basis point pick-up over U.S. junk

Source: ICE BofAML indexes

NOTE: Based on weekly data

原題:Asia Junk Bonds Look More Attractive After Worst Half Since 2011(抜粋)
       

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