シタデルのグリフィン氏:貿易戦争長引けば世界の成長鈍化へ

  • 米金融当局は2019年にかけて利上げペースを落とす見通し
  • イタリアと南欧へのエクスポージャーを注意深く管理

資産家でヘッジファンド運用者のケネス・グリフィン氏は、関税について、消費者と企業にとって信じられないほど厳しいものだと述べ、トランプ米大統領が中国や他の貿易相手国との通商問題を解決できると期待していると語った。

  グリフィン氏は18日にニューヨークで開かれたCNBC主催の会議で、「大局的にいえば、われわれが貿易相手国に対して長年不利な立場に置かれており、それに対応する必要があるということだ」との認識を示し、合意の再交渉が必要というトランプ大統領の主張に同意すると発言したが、大統領が正しい行動方針に従っているどうかについてはコメントを避けた。

  ヘッジファンド運営会社シタデル(運用資産300億ドル=約3兆3800億円)の創業者であるグリフィン氏は、関税によって新たな工場の建設地や将来の投資規模について企業判断が難しくなると指摘。貿易戦争が長引けば世界の経済成長を鈍化させるとの見通しを明らかにした。

  グリフィン氏はまた、経済のリスクは1年半前よりも下向きに傾いているとしながらも、米国は向こう6ー9カ月は力強い成長が続き、連邦準備制度は年内あと2回の利上げを実行した後、減税の影響を見極めるために2019年にかけてペースを落とすと予想した。

  さらにシタデルが直面する最も大きなリスクを幹部らと分析しており、イタリアと南欧へのエクスポージャーを注意深く管理していると説明。イタリアが欧州連合(EU)を離脱する事態になれば「壊滅的な影響が出るだろう」と付け加えた。

原題:Citadel’s Griffin Said Prolonged Trade War Will Slow Growth (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE