MUFGが46億ドルの起債、TLAC対応で-米運用会社を含めて需要

  • 4つの年限で発行、最終需要は120億ドルと発行額の2.6倍に
  • 知名度高く、リターンも取れて投資ニーズがあるとアナリスト
Photographer: Akio Kon/Bloomberg
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は同社として2016年以降で最大規模のドル債を発行した。各国の巨大銀行に求められている健全性基準を満たす狙いがある。

  MUFGが18日に条件決定したTLAC(総損失吸収能力)対応のドル建て債は6本立てで総額46億ドル。年限は3年、5年、10年、20年で一部年限で固定債に加えて変動利付債も起債した。公に語る権限がないとして匿名を条件に話した主幹事証券の1社によると約120億ドルの最終需要を米国の運用会社を含む投資家から集めた。格付け会社フィッチ・レーティングスは、今回のMUFG債に「A」の格付けを付与している。

  MUFGを含むグローバルなシステム上重要な銀行(G-SIBs)は破たん時の公的資金注入などを避けるための健全性基準であるTLACを満たす必要がある。MUFG広報の松田尚一氏は、今回の社債発行の目的は「TLACの水準を安定的に満たしていく」と語った。

  大和証券の大橋俊安チーフクレジットアナリストは、国内銀行は海外貸出しを積極化しており、ボリュームも大きいので「資金調達という意味合いで外債を出している」と指摘。また、国内投資家にとって、MUFGといった国内メガバンクの外債はよく知っているクレジットでありリターンも取れるため投資ニーズがあるとの見方を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE