中国人民元が1年ぶり安値、オンショア一時6.72元-当局の容認度試す

18日の為替市場では、ドルが全面高となる中を人民元が昨年8月以来の安値に下落した。中国当局が人民元安に満足しているとの観測が強まった。

  オンショア人民元は前日比0.29%安の1ドル=6.7229元まで下げる場面があった。オフショア人民元も同様に値下がりした。中国株は朝方の上昇を解消し、上海総合指数とハンセン中国企業株(H株)指数はともに下げて引けた。

  人民元は6月半ば以降の下落率が4.7%に達し、アジア通貨のうち最低のパフォーマンス。パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)は、貿易問題の緊張が続き元は緩やかに下落していくと予想しながらも、動きがファンダメンタルズ(基礎的諸条件)に基づいている限り、中国人民銀行(中央銀行)が特定の水準で元を防衛する公算は小さいとの見方を示している。

  スコシアバンクの外国為替ストラテジスト、高奇氏(シンガポール在勤)は「貿易戦争などの不透明性を原因とする市場の懸念が地合いを圧迫し続ける」と指摘。「人民元は1ドル=6.8元へと下落を続けるだろう。一方的な元安圧力が見られる場合には、人民銀行が介入する」と述べた。

  上海時間18日午後5時44分時点では、オンショア人民元が0.23%安の1ドル=6.7185元。オフショア人民元は0.42%安の6.7506元で、昨年7月以来の元安水準。

原題:Yuan Hits One-Year Low, Testing China’s Tolerance for Weakness(抜粋)

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