PIMCO:元安、特定の防衛水準ない-基礎的諸条件で動く限り

  • 中国は人民元のボラティリティー拡大と緩やかな下落容認-メン氏
  • 中国の貿易黒字は「ほぼ確実に著しく縮小」、貿易摩擦で譲歩なら

中国当局は人民元のボラティリティー拡大と緩やかな元安を容認するだろう。パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)のアイザック・メン氏がこうした見解を示した。

  人民元がファンダメンタルズ(基礎的諸条件)で動く限り、中国人民銀行(中央銀行)が特定の水準で元を防衛する公算は小さいと、新興市場ポートフォリオマネジャーを務めるメン氏(香港在勤)は指摘。中国当局は元相場の変動に対し余裕を持てるようになっているほか、外国のファンドが本土債への投資を増やす一方、国内の家計部門は既に相当の資産を海外に保有しているとブログに記した。

  「人民元がファンダメンタルズに基づいて動き、金融の安定への大きな波及的影響がないなら、人民銀はボラティリティーの拡大を許容し、自国通貨を衝撃の吸収役とすることを認める意向を示している」と同氏は説明した。

  メン氏は、米国との貿易摩擦で中国が歩み寄れば、同国の貿易黒字は「ほぼ確実に著しく縮小し」、ファンダメンタルズと元相場は弱まると分析した。元安は中国の国内総生産(GDP)を第1段階において10-20ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)押し下げると見込まれる米関税の相殺に寄与するだろうとも述べた。

原題:China’s Yuan to Weaken With No Set Line of Defense, Pimco Says(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE