米国債市場は逆イールドに向かうだけか-スプレッド拡大見越す戦術も

  • 利回り曲線のスティープ化予想がここ7年余りで最も弱い
  • 貿易での過度の懸念が後退する中で長短金利拡大も-ハートネット氏

米国債市場の長短金利が逆転に向かうだけだとファンドマネジャーたちはみている。米銀バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチによる今月の調査で分かった。

  調査では、投資家による米国債利回り曲線のスティープ化予想がここ7年余りで最も弱いことが示された。同行のチーフ投資ストラテジスト、マイケル・ハートネット氏によれば、利回り曲線が今後1年でスティープ化するとの回答は33%(ネットベース)。

  BofAメリルの調査での利回り曲線スティープ化見通しで、今回以上に悲観的な見方が前回示されたのは2011年3月。この時は2年債と10年債の利回り格差(スプレッド)が危機後のピークに近かった。 

  現在のスプレッドは10年ぶりの低水準に近いが、それでも投資家はもっと縮小するだけだと想定。ハートネット氏は世界的な貿易戦争の影響に関する「過度」の懸念が後退する中で、長短金利のスプレッドが拡大することに賭ける戦術的な取引を勧めている。

原題:Treasury Yield Curve Is Heading for Inversion, Fund Managers Say(抜粋)

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